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テレビドラマ「相棒」について、イラストちまちま描きつつだらだらと語っています。 season 12の製作も決定。
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今日の一言

右京さん:僕はただ、真実に興味があっただけです。

尊君:結局、徒花に終わったということですかね。

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今回は相棒の特徴とする、政治家&官僚ネタ。
と、思いきや、なんだかそうでもなかったかも。

黒いね
でんでん。
人が良く、あきらめの早い老人ホームの経営者の顔をしながら、実は、金の亡者。こーゆー役うまいよね。
せっかくでんでん出てるんだから、もっとクローズアップしてもよかったんじゃないでしょーか?

例えばね、でんでんの、金に対する欲望の裏に潜むものとか、
高速道路建設の計画を知った背景、なぜ、誰から知りえたのか、
ホーム建設の資金捻出の裏側とか、

あと、自殺を図ったおばあさんが、そこまで追い詰められた気持ちや、
彼女がなぜ来る人を息子と間違えるのか、どういった過去があるのか、
家族が彼女を見舞いにこなくなった理由は何なのか、とか、

談合の深い泥沼にはまっていった片倉と、官僚の談合体質に抗おうとした、
三島との友情と裏切り、三島がそこまで立ち退き交渉に対して嫌悪した、
その過去の出来事とはなんだったのか、とか、


どれか一つのエピソードに絞ってくれたら、こんなにぼんやりした話にならなかったんじゃないかなあって、思うのです。全部まんべんなく描こうととしてるから、どれもこれも印象薄くて。

そんなに悪い話じゃなかったな、とは思います。
逆に、2Hスペシャルにして、談合とか、官僚の裏側とか、政治家とかのドロドロした話にしたら、なかなか面白かったんじゃないかなあって。
テーマとしてはとても重くてよかったんだけど。

至福の表情で駅弁食べる米沢さん。

まったく理解できず、ふ~んと興味なさげな尊君。

どこが面白いんですか?

鉄っちゃんに鉄道のどこがいいのか聞いても不毛だぜよ尊君、
と、鉄ヲタのおいらがつぶやいてみる・・・

鉄道の知識で、右京さんにヒントを与える米沢さん。
超能力少年(7-13)とか、鑑識米沢守の事件簿(映画)とかでの、主役級の活躍よりも、こーやって陰ながら支えるってスタンスのほうが、米沢さんらしくていいよなって思います。

尊君にコーヒーを強要するヒマ課長。
ここで飲むからうまいんじゃない
って、課長、その理屈はどうよ。
そして
はーい
と、わりに素直な尊君。かわいい。

この村には飛び降りできる高さの建物などないと言う尊君。
キミ、いいところに目をつけますね、と右京さんに言われ、ちょっと嬉しげな尊君が更に、
思い込みを捨ててみては?って、変な進言をするけど、見事に無視され、毒を吐く尊君。いいね。
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いつも通り、取り調べ室に乱入特命係。
尊君の移動祝いに5分の取り調べって。
そして
3分にしてください。
のイタミンに驚く尊君。
出来レースじゃねーか。
っていうか、イタミン確信犯だね。右京さんに調べさせれば何かがわかるって。


真実に興味があった、という右京さんの言葉。

右京さんの基本は
『正義と真実』
なんだよな。右京さんの表に出てこない右京さんの本心と、たまにちらっと出てくるこういう言葉が、「相棒」の世界を表しているんだと思っています。

それとともに、三島の抗いを徒花と言い捨て、
結局何も変わらないんです。
とクールをきどって悟ったようなことを言う尊君。

右京さんと尊君との関係が、これからどう変化するのか、それともしないのか、
結構気になった回でもあったのでした。


そして。

部長たちと特命2人との距離。


すげーーーーーーーーー遠い!!!
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今日の一言

 右京さん:人を殺した罪は等しく贖わなくてはならない。それだけです。

 尊君:俺は、自分が人よりも頭がいいと思い込んでいる人間が嫌いなだけです。
 

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今回は、犯人である好田教授の犯行を描きだし、その犯行の証拠を一つずつ特命係が明らかにしていくという、刑事コロンボ形式。

ところがねー。
好田の殺人方法とか、アリバイ工作とか、どうも危ういんだよねえ。

あの高さからの転落だと、運が悪ければ(?)死なないんじゃなかろーか。
ルナクラのスタッフになりすますにしても、おっさんすぎて、ほかのスタッフたち、いくら忙しいにしても違和感を持つんでは、とか、似た色(に見える)服を着て台車を押してたとしても、有名宅配業者のタツミ急便と間違えるかなあ?(ま、これは急遽とった行動だったから、見間違えられて運が良かったと言うべきか。

何一つ確実な証拠のない時点で、右京さんの推理のみを根拠に無理やり好田に詰め寄る尊君。
これって、いつも言ってる
『杉下さんの推理には何一つ証拠がありません』
に矛盾してるんじゃない?
好田に揺さぶりをかけるにしても、こんなに間抜けだったか?尊君。

車から出てきた好田の紙袋を取り上げ、スカをつかまされる尊君。
証拠品出ないとわかると、車の窓にへばりついて中をのぞく。

必死だ!
間抜けすぐーる!!!
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人より頭がいいと思い込んでいる人間が嫌いな尊君。頭の良し悪しに関係なく、人を殺した罪は等しく贖わなくてはならないと考える右京さん。
尊君、自分の好みで犯人を追いつめるんかい、と思いつつ、いや、実はこれは右京さんの捜査に対する姿勢、人間性、思考回路なんかを引き出すために、わざと極端な考えを示した、尊君のフェイクだったのかな、なんて思ったり。

そうでも考えないと今回の尊君の間抜けさは説明しようがないなあ。

例えばね、普段ゴムで髪をまとめている人間が、その時は髪をおろしていた。
  ↑
恋人と会うため。
という尊君の推測。こーゆー右京さんの苦手とする男女の機微に関する洞察みたいなのを、もっとだしてほしいな。

ソンの存在に疑問をもつイタミン。
いい着眼点だね!
でも、芹沢君にソンをさぐるように命令する理由が、
『何かの時に役に立つだろう』
って、あまりに個人的趣向が強いんでないかい?
ソンとの距離を測りかねてるようにも見えます。
妙に芹沢君にべたつくイタミン。どうした?
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その芹沢君。さぐるどころか、特命の使いっ走りで衣装の山に埋もれたり、尊君に閉じ込められたり、さんざんだね。

相棒の中での超有名企業タツミ開発。
やたらいろいろ事件に巻き込まれつつも、企業努力を惜しまないらしいですね。
幅広く事業を進めているみたい。
これまた事件の起きやすいセントラルテレビは、タツミ開発の傘下なのかしら?
タツミ開発の企業キャラクターのタッちゃんの番組やってるし。

あー。
なんか毎週毎週、不完全燃焼というか、物足りないんだよなあ。
来週に期待しますか。

 

今日の一言

 右京さん:わかりきったことをいちいち言われるのは、不愉快ですねえ。
 
 尊君:ヘマしてとばされた、あわれな神戸です。

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右京さん、そのセリフそっくりそのままあなたに返してあげるよ。と、思ったり思わなかったり。
いつも人に口うるさく嫌味を言っている右京さん、自分が言われる立場になったらやっぱりうるさいんだね。

そして尊君。いきなりラストシーンのセリフだけどね。

へ~。尊君大河内さんと知り合いだったんだ~。

尊君て、優秀で頭の回転が早く、如才なくて、その実力を認める上司からはかわいがられると同時に、けむったく思う人もいるだろうね。
ラムネの口調から、尊君は警備部時代の優秀でかわいい後輩。
お前があそこ(特命)にとばされるようなヘマをするとは思えない、
なんてほめつつ、ぐっと成長したかも、なんてうそぶく尊君に対して、いくら成長していても杉下右京にはかなわない、とか。
右京さんのことそーとー買ってるのね。ラムネ。
何回も右京さんに助けられてるからね。

そして上記のセリフだけど。

おいらのヘンケンによれば、自分を指す呼称に、自分の名前を言う人は、
ナルシストだ。

まあ、それはともかく、尊君はラムネに認められていることを知っているから、こんな風にちょっとすねるような、甘えるような、面白がるような生意気なセリフを口にできるんだね。

ストーリー的なことを言えばね、全体的にちょっと物足りなかったかなあ。
2Hスペシャルだし、赤いカナリア登場だし、ハデな『バベル』的なのや、重ーい『サザンカ』や『私刑』的なものを期待しちゃったからかな。

本田篤人を陥れようとした“思想なき破壊活動家”はあっさり捕まっちゃうし、どちらか言うと、娘の父に対する憎悪と、自分を陥れた娘のために自らを差し出す父、っていう父と娘の関係を描きたかったのかな。

最後の、実は娘にとって父はヒーローだったのに、っていう、犯行動機の真実を、追求せずにはいられない、右京さんの姿勢をよくあらわしていたね。

だって、その真実を娘に突きつけたとしても、何も変わるわけじゃないんだもん。釈放どころか、純粋に被害者になっちゃってるし。

更にいえば、こーゆー措置をとった上層部に対して、何かアクションを起こすのが杉下右京なんじゃなーいって。

でも、動画消しちゃってるしねえ。
立場によって考え方を変える尊君。官房長に言われれば証拠となりうる動画もサクサク消しちゃう。
いいなあこの如才なさ。

内容的にはまあまあでも、小ネタというか、ちょこちょこ楽しる部分が多くて、充分おもしろかったかなあ。

空港に右京さんを迎えに(というより、右京さんの元嫁を見に来た)尊君。
たまきさんと握手をしているのをチラっとみている右京さんがカワイイ。
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バカっぽいニセ白バイ警官ワッキー。(テレビはお笑い番組のみ視聴)白バイ撤収後、トラックの中で上半身裸になり後ろをにらみつける。
おーい、後ろに誰かいたんかー?

他人の家にずかずかあがりこむ右京さんと、尊君の会話のトゲトゲしさがいいね。
家に入る右京さんに、住居侵入ですよ、と尊君。
“お言葉ですが、庭にはいった時点で我々はすでに住居侵入です”

反論するのそこかよ!

一度は死体を掘る決心をした尊君。えらい!
けど、1秒後には逃げ出す。
ダメダメやん・・・

そしてそんな尊君の弱点め~っけ!とばかりに満面の笑みで
“ヤツは死体に弱い”とイタミン。
性格の悪さがたまらんです。

“おやおや、どれもすぐに鞄から出してあげないからシワになってますよ”
と、勝手に人のスーツケースから服を引っ張り出す右京さん。
つーか、お母さんじゃないんだから!

そして、それをキチンと正座してキレイにたたんでしまう尊君。
マリの買い物に付き合うために部屋を出る際、ちょっと行ってきます、と言ったにもかかわらず、ドアを開けて“行ってきまーす”と言うあたりもそうだけど、お育ちの良を感じてしまうのです。

今どこにいるかとの尊君の問いに、
“言いたくありません“
って、右京さん。だだっこじゃないんだから。


個人的には、もう少し特命と捜一のとげとげしい緊張関係見たいってのもあります。
今回割と協力関係できてたからなあ。こーゆーのが続くと、なんとなく話全体が丸くなっちゃって、つまらないんだな。

最後に。

鈴木一真って、こーゆー救いようのないキャラ似あうよね。
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今日の一言

右京さん→価値があるからこそ、君の運転はご遠慮申し上げて、バスで来たんです。

尊君→ボクがお地蔵さまのところで左が近道ですと言ったせいで最終のバスを逃してここに泊ることになりました。フフッ。

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ひどいね右京さん。
まあ、確かに尊君の運転は乱暴だけどさ。

尊君のセリフも、実は映像で出てるよりももっと何回もしつこく右京さんに嫌味を言われた結果なんじゃないかしら?
なんて思ってしまう、尊君の投げやりな態度なのでした。

「キミ、左が近道だって言いましたよね?」

やー、この冒頭の2人の掛けあい、最高ですな。
いちいち右京さんの言葉に反論してはやりこめられる、尊君のイラっとした表情とか、おもろすぎる。

歯の浮くようなセリフで黒木さんの情報を女子社員から聞き出す尊君。
これぞミッチーの本領発揮というところだね。25f1df76.jpeg




















ストーリーそのものは、まあ、可もなく不可もなくという感じ。

右京さんが交換殺人の件を読み違えたり、なんだかいつもの右京さんらしくないなあなんて思いつつ、
いやいや、昔の右京さんは割と読み違えも多かったし、
最近のようなスーパー超人右京さんよりは良かったかな、とか。

(でも、電話の周波数の知識はふつーの人にはねーぞ。知ってる右京さんはやっぱり超人?)

温泉でのぼせて寝込む尊君に右京さんの冷たい一言が冴えるね。
「ずっと湯船につかっていなくてもよかったんですよ」

だけども。
湯船につからないということは、尊君はヌードを披露しなければいけないということで、
テレビ的には一部の視聴者(筆者含む)を喜ばせるわけにはいかなかったんでしょうなあ。
残念。


青柳さんにしてみれば、練りに練ったトリックだったんだろうけど、
やっぱりさ、行きずりの犯行が一番解決しにくい、逆に、いろいろ考えた犯行のほうがばれやすいって
聞いたことあるけどさ、
素人がどんなに考えても、ぼろが出やすいものなんですね。

黒木さんに、自分を殺させるためのスイッチを自分で押させるトリックをしかけた青柳さん。

なんて残酷なんだ!
憎まれてたね、黒木さん。

その割には、黒木さんがそれだけ恨まれてたっていう理由が、あんまりクローズアップされてないから、
いまいち青柳さんに感情移入できないんだよなあ。

ま、とりあえず右京さんと尊君の掛けあいが面白かったってことで、
いい感じでした。
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捜一トリオはまだ尊君との距離があるね。

 

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今日の一言


 右京さん→小さなお友達がたくさんおいでのようですねえ、ミス・グリーン。

 尊君→ミス・グリーン。あなたに新しい芽は、摘めません。
 

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何の疑問も持たずミス・グリーンの呼称を使い続ける特命の2人。

右京さんならともかく、尊君は言わねーべさ。

まあいいけど。

ただ、「二宮 緑」という、現実に殺人を犯した1人の人物よりも、
「ミス・グリーン」と呼ぶことにによって、容疑者候補という現実的な観点から遠ざけて、
尊君とのふれあいを際立たせるのに効果はあったかもね。

尊君(40歳)ふつーに自分が「新芽」だって受け入れちゃってるし。

尊君の、特命に来るまでの人生が樹木の幹だとすれば、特命に来てから
ひょろっとでた新芽は、右京さんによってどんな成長をみせるのだろーか???


監視をそっこー見つかる尊君。

ずっと警察庁で事務方だったんだろね。尊君。
見つかり方がまぬけでキュートです。
隠れている時の、ちょっと尖らせた口が、尊君の子供っぽさをあらわしているね。
見つかって、出ていくときの尊君、無駄にカッコつけてるし


動作が非常に機敏なミス・グリーン。

DQN大学生、仕掛け人タケこと武井(27歳・どんだけ大学好きなんだよ)が油断してる隙に、
手錠をかけその攻撃の手から飛びのき、お手製爆弾を手に構える。
ばあちゃんだからといって馬鹿にしてあなどったタケの負け。

ざまあ。

お手製と言えば、食べる前にあたためてね、と用意してくれたパイ。
あれはどうなったんだろ。

平和の象徴アップルパイ(←アップルかどうかは不明)と、
殺人の凶器見事に曲がった杖。
その対比はつらいね。

「鉄パイプを振り回す図は思い描けませんけどね」
だった尊君。
曲がった杖を発見した時に、
鉄パイプ(杖)を振り回すミス・グリーンの図を思い描いて、無表情になったのかな。

その直前の、ミス・グリーンが尊君をカワイイカワイイしてたシーンのほのぼのさと、
あまりにもギャップが激しくて、泣きそう。

薫ちゃんだったらどうしたろーか。
薫ちゃんだったら、泣いて説得したろーか?

なんて、尊君の行動をいちいち、薫ちゃんだったらどうだったろーかって、
考えてしまうおいらは、

まだ尊君を完全に受け入れてないんろーか、なんて思っちゃったりするのです・・・

SATの狙撃の弾道上に立ち、ミス・グリーンをかばった尊君。
さすが警備部出身。
さりげなくやってたから捜一トリオなんかは気付かなかっただろうけど、
SATの人たちは気づいてたのかな。

「ジャマだな。そこに立つなよ」
「あれ?さっきあいつが進んできたとき、こっちをチラっと見たよな」
「確認したよな。わかっててたってるんか?」

SATの人々は尊が10年前に警備部の所属だったなんて知らないだろからね。
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ラスト、右京さんにそのことを指摘された尊君。

「偶然でしょ。ただのハプニングです」
とかっこつける。
そもそもの発端であるハプニング映像と掛けてるのだね。

なにうまいこといってんだよ。

でも、お互いの認識を少し新たにした回だったんだと思います。
総合的に、尊君の新しい一面が徐々に表れてきたということで、
なかなか良かったんじゃないでしょーか。


 



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たかちん
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女性
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映画鑑賞
自己紹介:
たかちんと申します。
「相棒」が好きです。
土ワイ時代からずっと好きです。
つらつらと語っているので、
よろしければ読んでやってください。
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