テレビドラマ「相棒」について、イラストちまちま描きつつだらだらと語っています。
season 12の製作も決定。
今日の一言
右京さん:親が憎いですか。先生が憎いですか。基地が許せませんか。
尊君:まだ若いですからね。やりなおせますよ。ね。
***************************************
実は、先週の次回予告を見た段階で、あんまり期待はしてなかったんですよね。
またバクダンかよって。
でも、結論的なことを言えば、今回の話、好きです。
最初の強盗シーンのスローモーション、音楽、映像、
今までとは全く異なるアプローチの仕方でぐっとひきこまれたし、
特命係の描き方もここ数回に見られた妙な慣れ合いもなく、
右京さんを観察し、見極めようとする尊君、というスタンスもぶれてないし。
更に、尊君の新たな面や謎もちらほら出てきたし。
米沢さんに呼ばれていそいそと出かける右京さんに、
あくまでもついていこうとする尊君。
右京さん、絶対不審に思ってるよね。
事件について考えている尊君に、キミならどう考えますか?と突然の右京さん。
えっ、オレですか?って尊君すっかり油断してるし。
右京さん、絶対尊君を試してる。

で、的を得ている部分も多いとはいえ、尊君の答えを模範的で優等生的、
教科書的と切り捨てる右京さん。
でもね、今回の尊君は前回までの間抜けさがうそのようにかしこい。
今までのダメダメな尊君は、右京さんを油断させるためだったんでしょーか???
モデルガンの弾をよける俊敏さをもつ尊君。
俊敏どころではなく、尊君こそ何かの訓練を受けてないかい?
(いや、第一話ではテロ野郎に殴られて気を失っているから、そうとも言えないか?)
そしてそれを指摘されて、笑ってごまかしてるあたり、怪しい。
更に言えば、自分だけは弾からよけるけど、後ろにいて、
弾に当たってしまうはずの上司のことは念頭になかったと・・・
犯人は基地関係者という捜一の動きとは違う方向から勝手に事件を捜査する特命、
という構図はいつもと一緒なんだけど、すぐに犯人(=土本くん)が明らかになるところが
今回のミソ。
基地は関係ないのかと思わせながら、少年たちの心の奥底に基地への憎しみがあった、
という複層構造。
二重にも三重にも嘘を重ねて、あくまで計画を実行しようとする土本くんに対して、
まるで何枚も重ねてある薄紙を一枚一枚丁寧にはがすように、
心のひだを解きほぐしていく右京さん。
基地が許せませんか、という右京さんの言葉に、泣きそうになってしまいました。
土本くんにしてみれば、自分を遠巻きにしか見ない母や、暴力を振るった挙句離婚した父。
そういった問題をみんな基地が悪いんだという理屈に特化していったわけだけれど、
もし、母親が息子を恐れずに、親と子の関係性を構築していったならば、
全く違った結果になってたんだと思います。
基地への憎しみに変わっていったのは、実は母の愛情への渇望だったんじゃないかなあ。
村越くんの母親もあんまりだよなあ。
あれじゃあぐれるぜ。息子。

土本くんと村越くんの友情は、基地への憎しみにすり替わった親の愛情への渇望、
という共通の因子によるものなのだけれども、
今回の事件を通して、それを超える友情に高められたと、信じたいのです。
追記
生徒二人のところにきて、迷わず村越くんに「土本くん?」のイタミン。
強盗なんかする中学生=やられてよたよたしている土本くんじゃなくて悪そうな村越くんのほう、
という単純な思考回路。
それにしても、捜一の三人は身を持て余しているというか、
特にイタミンは、薫ちゃんの存在あってのキャラクターだったのだよね。
そうは言っても、今の状況を変えるわけにいかないから、
もちっと捜一と特命の描き方をうまいこと考えてもらいたいなあ、
と思う今日この頃なのです。
右京さん:親が憎いですか。先生が憎いですか。基地が許せませんか。
尊君:まだ若いですからね。やりなおせますよ。ね。
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実は、先週の次回予告を見た段階で、あんまり期待はしてなかったんですよね。
またバクダンかよって。
でも、結論的なことを言えば、今回の話、好きです。
最初の強盗シーンのスローモーション、音楽、映像、
今までとは全く異なるアプローチの仕方でぐっとひきこまれたし、
特命係の描き方もここ数回に見られた妙な慣れ合いもなく、
右京さんを観察し、見極めようとする尊君、というスタンスもぶれてないし。
更に、尊君の新たな面や謎もちらほら出てきたし。
米沢さんに呼ばれていそいそと出かける右京さんに、
あくまでもついていこうとする尊君。
右京さん、絶対不審に思ってるよね。
事件について考えている尊君に、キミならどう考えますか?と突然の右京さん。
えっ、オレですか?って尊君すっかり油断してるし。
右京さん、絶対尊君を試してる。
で、的を得ている部分も多いとはいえ、尊君の答えを模範的で優等生的、
教科書的と切り捨てる右京さん。
でもね、今回の尊君は前回までの間抜けさがうそのようにかしこい。
今までのダメダメな尊君は、右京さんを油断させるためだったんでしょーか???
モデルガンの弾をよける俊敏さをもつ尊君。
俊敏どころではなく、尊君こそ何かの訓練を受けてないかい?
(いや、第一話ではテロ野郎に殴られて気を失っているから、そうとも言えないか?)
そしてそれを指摘されて、笑ってごまかしてるあたり、怪しい。
更に言えば、自分だけは弾からよけるけど、後ろにいて、
弾に当たってしまうはずの上司のことは念頭になかったと・・・
犯人は基地関係者という捜一の動きとは違う方向から勝手に事件を捜査する特命、
という構図はいつもと一緒なんだけど、すぐに犯人(=土本くん)が明らかになるところが
今回のミソ。
基地は関係ないのかと思わせながら、少年たちの心の奥底に基地への憎しみがあった、
という複層構造。
二重にも三重にも嘘を重ねて、あくまで計画を実行しようとする土本くんに対して、
まるで何枚も重ねてある薄紙を一枚一枚丁寧にはがすように、
心のひだを解きほぐしていく右京さん。
基地が許せませんか、という右京さんの言葉に、泣きそうになってしまいました。
土本くんにしてみれば、自分を遠巻きにしか見ない母や、暴力を振るった挙句離婚した父。
そういった問題をみんな基地が悪いんだという理屈に特化していったわけだけれど、
もし、母親が息子を恐れずに、親と子の関係性を構築していったならば、
全く違った結果になってたんだと思います。
基地への憎しみに変わっていったのは、実は母の愛情への渇望だったんじゃないかなあ。
村越くんの母親もあんまりだよなあ。
あれじゃあぐれるぜ。息子。
土本くんと村越くんの友情は、基地への憎しみにすり替わった親の愛情への渇望、
という共通の因子によるものなのだけれども、
今回の事件を通して、それを超える友情に高められたと、信じたいのです。
追記
生徒二人のところにきて、迷わず村越くんに「土本くん?」のイタミン。
強盗なんかする中学生=やられてよたよたしている土本くんじゃなくて悪そうな村越くんのほう、
という単純な思考回路。
それにしても、捜一の三人は身を持て余しているというか、
特にイタミンは、薫ちゃんの存在あってのキャラクターだったのだよね。
そうは言っても、今の状況を変えるわけにいかないから、
もちっと捜一と特命の描き方をうまいこと考えてもらいたいなあ、
と思う今日この頃なのです。
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自己紹介:
たかちんと申します。
「相棒」が好きです。
土ワイ時代からずっと好きです。
つらつらと語っているので、
よろしければ読んでやってください。
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土ワイ時代からずっと好きです。
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よろしければ読んでやってください。
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