今日の一言
右京さん:それにしてもキミ、いつになく祐太くんにこだわりますね。
尊くん:嘘が上手な子どもでしたから。ボクも。
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今回は右京さんと尊くんとほとんど別行動のパターン。
右京さんがハード、尊くんがソフト担当、って感じだったな。
尊くんがクールに見えて、実は熱い男だっていうキャラクターはだいたい定着してきたけど、更に情に熱いという設定は、太田愛さんが植え付けたものだよね。
ミス・グリーンしかり、最後のアトリエしかり。
今日のセリフの、「キミはもう充分頑張った。もう充分だ」
なんて、あんまり他の回では出てきそうにないからね。
確かにそれも尊くんの一面なんだろうけど、それが全てみたいな評価には違和感があるなあ。ブラックだったり、クールだったり、っていう部分がクローズアップされてるストーリーのほうが実は好きだったりするのです。
ま、単なる好みだけどね。
情に熱くても情に流されない尊くんでいてほしいのです。
ただ、複数の脚本家さんによって、少しずつ少しずつ肉付けされていく尊くん。ほぼ完成されている右京さんのキャラクターと違って、ブレも大きいけれど、その成長が楽しみだったりします。温かく見守りたいね。
・殺された笠井俊子。悪い奴だなあ・・・被害者だっつーのに誰も同情してないし。
・いつも通り米沢さんに事件のレクチャーを受ける特命2人。米沢さんが落語のCD返しついでに知らせるのかな?それともヒマ課長がコーヒーブレイク中に世間話のついでに話すのか・・・もしそうだとしたら、違う課の事件に敏感に反応してるってことだよね。やっぱり切れ者?
そしてペラペラしゃべってるヒマ課長をほっといて鑑識にむかう特命2人・・・(おそらく)
・スピード証明写真の鏡で、さりげなく前髪チェックする尊くん。
仕事中に何やってんだよ~。ていうか、鏡があるとやっぱり髪型チェックしちゃうよね。
・i-Phoneで録音を聞く。今シーズンからi-Phoneになって、音声の再現に大活躍だね。こーゆー機器をこれみよがしに使いこなしてるのは尊くんのキャラクターにピッタリなのね。
・スナックシャルマンにて、みさとさんにおべっか尊くん。これが聞き込みのテクニックか。ほどよきタイミングでタメ口になるのが相手の気持ちを解きほぐすコツなの。
・中学生相手に言葉の罠。このテクニックは右京さんを見習ったのだろう。
・必要ないものがうちにあるとほっとする。深いなあこのセリフ。
・中学校の華道部に指導しに来た笠井。きっと教師や生徒の親を恐喝する材料を探しに来たんだな。
・祐太にこだわるわけを右京さんに聞かれ、嘘が上手な子どもだったと告白。うん、そんな感じ。
・尊くんは結構「フェア」であることにこだわるよね。右京さんとの関係もそうだし、捜一と特命に関しても。
中学生相手でも容赦しないし。
・大きな秘密を握られてたんじゃないのか?あぁ?!
悔し紛れに石蹴飛ばし、自己嫌悪の尊くん。でもそのおかげで祐太とゆめちゃんを救えてよかったね。
・特命いなくてさびしがり屋さんヒマ課長。
・恐喝お花の先生殺人事件(byヒマ課長)
・グラスウールが造園に使われる。
・ナイフ振りかざす犯人に立ち向かう尊くん&イタミン。そして子どもを助けるのは芹沢くんの役目なのね。正月SPでも子どもと遊んでたし。
・母親と一緒に出てった相手があの女主(おんなあるじって、横溝正史とかの雰囲気)の旦那だったとは!ここでつながるのね~。ふーん。
母であることよりも女であることを選んだなんて、単純なことじゃないけど、どんな事情があっても絶対許されない。子どもの方が母親のさみしさを慮って、自分たちを置いて行った母親を責めることもしない。悲しすぎるよ。
ゆめちゃんが、施設で祐太に「いってらっしゃい」を言えなかったのは。母親が出て行ったときに、自分が母親に言ったであろう「いってらっしゃい」の後に、母親が戻ってこなかった、自分を置いて行ってしまった、という記憶にさいなまれているからではなかろーか?
おおきな喪失体験をしてしまったゆめちゃん。
切ない。
いつの日か、大きい声でお兄ちゃんに「いってらっしゃい」が言える日が来ることを願わずにはいられない。
尊くんも泣いちゃうはずだよ。
そしてちゃんと祐太の様子を見に行ってる尊くん。そんな自分を絶対右京さんには知られたくないんだろうけど、すぐにばれてしまう詰めの甘さ。
基本的に善人なんだろね。
さて。
今回の視聴率が、不動の土ワイ切り裂きジャックを超えたとか・・・
視聴率なんてドラマの質には関係ない、単なるツールだと思ってるけど、でもそれがドラマの評価の一つとして大きな意味をもつと認識されているなら、喜ばしいことなんだと思う。
これはなんだか感慨深いというか、なんというか、複雑な心境。
とうとう自分だけのものではなくなってしまったというか。
(最初から自分だけのものじゃないんだけどね)
「もっと大きな秘密を握られてたんじゃないのか?ああ?」って、目え剥いちゃってるし…あらあら。
状況が状況だけに如才ない良い子の顔しか見せなかったユウタが
等身大の思春期&反抗期な反応を見せたのは、
神戸くんがそんな風だったからかな~。
実は意外に人情派という神戸くんが、ギリギリ甘すぎないのがいいなあと。
比べるのはナンセンスと思いながら、薫ちゃんとの違いをすごく感じた回でもあります。
(薫ちゃんはあれがいいんですけど)
年上に可愛がられる構図が似合う神戸くんなので
子どもや年下の人間との交流って新鮮だなあ。
福助にも世話焼いてたし、意外と兄貴な一面があるのかしら。
テーマは深刻、「誰も知らない」ですからね。
母を恨んでないユウタ少年、だけど絶対に許されることではない。
どんな事件も実際、ドラマより現実のほうが進んじゃってるというのが何とも…。
最高視聴率の金字塔は、素直におめでとうと言いたいです。
数字は数字、されどゆるぎない実績になりますからね~。
ワタシも未だに「薫ちゃんだったら・・・」なんて思ってしまうこと、あります。それはしょうがないですよね。薫ちゃんがいて、今の相棒につながっているということは揺るぎない事実ですから。
尊くん、実は薫ちゃんよりも子どもっぽいところありますよね。薫ちゃんって、子どもに対して「大人」として子どもの視線まで降りていく部分があったけど、尊くんはやたらムキになって対等に接するというか。
だから、祐太もほんとは助けてほしかったっていう気持ちを最後の涙で表せたんだな。
尊くん、兄貴的な立ち位置になりたいっていう願望がそうさせてる部分もあるんじゃないかしら?でもなりきれなくて、やっぱりムキになってプンスカしちゃう。
視聴率。
そうですね。実績が数字で表されてるわけで、それによって評価される世界であれば、素直に喜んでいいのですよね。
及川くんも「cast]で言ってたし。
“それ(視聴率優劣を判断しがち)が日本人の文化的判断だとしたら(中略)それと戦うしかないですからね。文化的に、ね。”
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「相棒」が好きです。
土ワイ時代からずっと好きです。
つらつらと語っているので、
よろしければ読んでやってください。